※9/22 追記しました。
2007年Jリーグディビジョン2 第40節
@長居スタジアム
セレッソ大阪 4−2 愛媛FC
(主審:井上知大 天候:晴 観客:14,537人)
得点者:
(C大阪)OG(前28)、小松塁(前34、後6)、古橋達弥(後14)
(愛媛)ジョジマール(前3)、内村圭宏(後35)
警告:
(C大阪)前田和哉、羽田憲司
セレッソ大阪
GK:吉田宗弘
DF:丹羽竜平、前田和哉、羽田憲司、ゼカルロス
MF:濱田武(→後20 酒本憲幸)、アレー、ジェルマーノ、香川真司
FW:古橋達弥(→後24 苔口卓也)、小松塁
サブ:山本浩正、山崎哲也、藤本康太
愛媛FC
GK:佐藤昭大
DF:関根永悟、金守智哉、近藤徹志(→後22 赤井秀一)、星野真悟
MF:新井翔太(→後8 青野大介)、宮原裕司、大山俊輔、江後賢一(→後36 神丸洋一)
FW:内村圭宏、ジョジマール
サブ:羽田敬介、笹垣亮介
長い長いホームなのにアウェー状態を越えてようやく本当の『ホーム』長居スタジアムへ帰還したセレッソ大阪。この日は
試合の方はもう他のブログさんやらJ's GOALやらドガッチやらオフィから飛べるダイジェストを見ていただければ。個人的にはスコアが示すように収穫と課題が見つかった試合だったのではないかと。
収穫はサイド攻撃の結実と小松の開花。この日右サイドこそ攻守のバランスを考えそれほどの攻め上がりはありませんでしたが、OG以外の得点は全て左サイドからの攻撃によるもの。香川−ゼカルロスの左サイドは他チームにとってはかなり脅威となるのでは(その分守備に関してはアレなので諸刃の剣でもある)。
そして小松。背がデカい割にポストプレーはからっきしな彼ですがエリア内での得点嗅覚は素晴らしいものがあります。特に前半34分、ゼカルロスからのクロスを外に流れながらヘディングで得点した場面ははそれが如実に表れたと言えるでしょう。ガタイは大きいですがなかなかの俊敏さも持っており、ドリブルで突破してシュートへ持ち込むシーンもしばしば見られます。今後プレスのきつい相手にも同じような動きが出来れば、と言ったところでしょうね。
一方課題はと言うとDFラインの脆さと得点差が開いてからのプレーについて、が挙げられます。【丹羽−前田−羽田−ゼ】の急造DFラインで臨んだこの日、開始早々に裏を取られて失点すると後半35分にもスルーパス一発で決められるなど抜群の不安定さ。江添、柳沢の二人が引き続き出場停止のため、次節鳥栖戦も同じメンバーが予想されます。鳥栖の早野監督はウチの弱点をガンガン付いてくることでしょう(例えば攻撃大好きな左SBの裏とか)。その辺りのカバー及び中盤での守備がポイントになりそうな気がします。
もう1点の得点差が開いてからのプレーに関して。私個人が感じたことなのですが、この日4点目を取った後スタジアムの空気が変わった気がしたのです。「今日はもう貰ったな」みたいな何となく油断にも似た変な雰囲気。その後選手交代によってそれまでの勢いが止まってしまい、後半半ばからは愛媛に押される試合展開となり、それを止めきれず失点。この失点は明らかに無駄な失点でした。元々『勝つときは接戦負けるときは大敗』が多いセレッソ。シーズンも終盤を迎え、これからは得失点差が大事になってきます。90分間集中を切らさず最後まで戦って欲しいと思います。