@笠松運動公園陸上競技場
水戸ホーリーホック 0−2 セレッソ大阪
(主審:井上知大 天候:晴 観客:5,437人)
得点者:
(C大阪)香川真司(前42、後40)
警告:
(水戸)ビジュ、西野晃平、鈴木和裕、菊岡拓朗
(C大阪)ジェルマーノ×2(→退場)、柳沢将之、前田和哉
水戸ホーリーホック
GK:本間幸司
DF:金澤大将、平松大志、大和田真史、鈴木和裕(→後13 小澤雄希)
MF:菊岡拓朗、ビジュ(→後23 眞行寺和彦)、赤星貴文、堀健人
FW:荒田智之、西野晃平(→後33 塩沢勝吾)
サブ:首藤慎一、森賢一
セレッソ大阪
GK:相澤貴志
DF:柳沢将之、前田和哉、羽田憲司、尾亦弘友希
MF:濱田武(→後31 白谷建人)、アレー、ジェルマーノ、香川真司
FW:小松塁(→HT 江添建次郎)、カレカ(→後31 酒本憲幸)
サブ:山本浩正、丹羽竜平
祝・6年ぶりの開幕勝利。
昨日は初めてスタジアムカフェへ行ったのですが、もの凄い数のお客さんで開始15分前くらいに到着した私に当然座る椅子は無く、立ったままでの観戦でした。2時間立ちっぱなしの後、店を出ると同時にものすごい腰痛に襲われ、その痛みたるや目の前にあったメイドカフェに入って休もうかと真剣に考えたほどで(結局入りませんでしたが)。
そんな(どんな?)開幕戦だったわけですが、ジェルマーノが年をまたいでの2試合連続退場で10人になりながらも水戸の猛攻を防ぎきって勝利。これで負けていたら収穫は生・服部美貴のみとなるところでした。危ない危ない。
試合開始から調整不足をありありと感じさせる出足の鈍さで何度もピンチを迎えながらも水戸の決定力の無さ&相澤のファインセーブに助けられるシーンが目立ちましたが、42分、尾亦からのフィードを濱田がワンタッチでDFの裏へ落とし、そのスペースに走りこんだ香川が冷静に決めてセレッソが先制。何というか非常にアッサリとした流れで、バックパスの処理ミスによるゴール前3メートルからの超至近距離FKでもダメだったのに点取る時ってのはそんなものなんでしょうか。
その後ジェルマーノが2枚目のイエローで退場となってからはFWを1枚削り「専守防衛隙あらばカウンター」策に。後半も被シュート数24本が示すようにひたすら攻められっぱなし。前半のリプレイを見ているかのごとく「水戸の決定力の無さ&相澤のファインセーブ」のシーンばかりで、10人で無失点に抑えたとなると一瞬聞こえはいいですがこの日のDFラインはなかなかのバタバタぶりでした。ま、キーパーが目立ってるという時点で内容は推して知るべしですが。
お互い攻め疲れ守り疲れが目に付きだした後半40分、途中出場の白谷からのパスを受けた香川がコースを突いたシュートを放ち追加点。攻撃に手詰まり感が漂い始めていた水戸に反撃の力は無くこのままタイムアップとなりました。
この日は新戦力を中心に観ていたのですが、評価としては相澤◎尾亦○白谷○カレカ△といったところでしょうか。
相澤は安定したセービングが目を引きました。DFラインとの連携は今後試合を重ねるごとに良くなるでしょうし。尾亦は10人になるまでは果敢に攻め上がりを見せてましたし、左足からの正確なキックは先制点の起点にもなりました。ただ、こちらもDF陣との連携不足が目に付く場面が何度か見受けられましたけども。白谷は少々球離れが遅いかなとも思いましたが途中出場ながら1アシストと結果を残しました。良いスピードは持ってますので経験を積めば十分戦力になるのでは。カレカについては正直微妙。デカイ割にはあまり競り合いに強くないのか相澤からのゴールキックでマイボールに出来た回数は数えるほどしかなかったのでは。小松とのコンビネーションともお世辞にも良好とは言えず、コンビ連続無得点記録は210分に延びてしまいました。とは言え(枠にも飛びませんでしたが)強烈なミドルを放つなど実力の片鱗は見せてくれましたし、病み上がりということを考えれば本領発揮はもう少し先、なのかもしれませんね。
総合的に見て、今までの数々の華麗なる失敗からすると今回の補強は比較的成功だったと言えるのでは。今後試合を重ねるごとにさらにフィットしていくか、それても化けの皮がはがれるのかはよく見ておく必要があると思いますけども。
ま、何だかんだ言いましたが、こんなに早い時期に1勝目を挙げることが出来てひとまずホッとしました。毎年本当に桜が咲き始める頃にしか片目が開きませんでしたからね。次節はホーム開幕戦。この勢いを続けられるよう我々も盛り上げて行きましょう。
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聞いたこと無い主審だなと思ってましたが、Jの試合は初めてだったんですか。前半はかなりアレでしたけど後半は結構落ち着いていたような気もします。
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Q:感情コントロールで水戸の監督との違いを感じました。感情をコントロールするために必要なことは何ですか?
「コントロールできたかは分かりませんが、私にはこの試合にかける意気込みがありました。ここまでかなりの練習を積んできましたから。当然、水戸の監督にもその思いはあったと思いますが、感情のコントロールは監督としてできないといけない。ゲームにのめりこんでしまうといろいろ見逃してしまいますが、それがサッカーの面白いところでもあります。サッカーに感情が入らなくなるとサッカーはつまらなくなってしまう。どうしても感情が入るのは当然のことだったと思います」
アンタも去年それが出来ずに福井で退席処分になってるやないかと突っ込んだのは私だけではないはず。