さて、今週末よりいよいよ2007年のJリーグが開幕。9ヶ月間にも及ぶ長い長い戦いの幕開けです。
というわけで開幕カードの順に私の個人的な今年の展望をつらつらと書いていこうと思います。
<J1>
●3月3日(土)
14:00〜
[FC東京 VS サンフレッチェ広島@味の素スタジアム]
<FC東京>(昨年順位:J1 13位)
監督:原博実(新任)
主な入退団者
in
ワンチョペ(←新加入)
エバウド(←新加入)
福西崇史(←磐田)
八田康介(←広島)
out
戸田光洋(→清水)
ジャーン(→湘南)
宮沢成史(→大分)
藤田泰成(→東京V)
柴崎貴広(→東京V)
遠藤大志(→山形)
阿部吉朗(→柏)※レンタル移籍
増嶋竜也(→甲府)※レンタル移籍
サササルセード(→チアパス)※レンタル移籍
三浦文丈(→引退)
攻撃面では2006年ドイツW杯でも2得点を挙げたコスタリカの英雄、ワンチョペと身体能力の高さはJ屈指の元日本代表
<サンフレッチェ広島>(昨年順位:J1 10位)
監督:ミハイロ・ペトロビッチ(継続)
主な入退団者
in
高萩洋次郎(←愛媛)※レンタル復帰
田村祐基(←愛媛)※レンタル復帰
out
八田康介(→F東京)
大木勉(→愛媛)
佐藤昭大(→愛媛)※レンタル移籍
中里宏司(→湘南)※レンタル終了
昨年と戦力はほぼ変わらず。ウェズレイが残留したことが一番の補強と言えるかもしれない。昨年は降格圏内に入りかけながら終盤怒涛の連勝で気がつけば10位でフィニッシュ。ペトロビッチ体制2年目で更なる躍進が期待される。
[横浜Fマリノス VS ヴァンフォーレ甲府@日産スタジアム]
<横浜Fマリノス>(昨年順位:J1 9位)
監督:早野宏史(新任)
主な入退団者
in
エウチーニョ(←新加入)
マルクス(←東京V)
鈴木隆行(←レッドスター)
高桑大二朗(←仙台)
吉村光示(←福岡)
富永康博(←鳥栖)
乾貴士(←新入団)
out
久保竜彦(→横浜C)
奥大介(→横浜C)
榎本達也(→神戸)
田ノ上信也(→仙台)
マグロン(→コリンチャンス)※レンタル移籍
ドゥトラ(→未定)
下川健一(→未定)
中西永輔(→未定)
平野孝(→未定)
早野監督の就任、DFW鈴木師匠入団と今オフの(ネタとしての)話題を大いにさらった横浜M。奥、ドゥトラ、中西、平野らベテランをバッサリ切り、久保、榎本達也まで放出。これでとりあえずチームは若返ったようですが… つーか高桑獲るなら榎本達也を出さなきゃいいのに(本人が出たいと言ったのかも知れないけど)。
<ヴァンフォーレ甲府>(昨年順位:J1 15位)
監督:大木武(継続)
主な入退団者
in
ジョジマール(←新加入)
アルベルト(←新加入)
鈴木健太郎(←新潟)
増嶋竜也(←F東京)※レンタル移籍
桜井繁(←山形)※レンタル移籍
out
バレー(→G大阪)
倉貫一毅(→京都)
佐藤優也(→札幌)
石田博行(→鳥栖)
アライール(→未定)
ビジュ(→未定)
松下太輔(→引退)
堀井岳也(→引退)
何といっても昨年チーム得点の1/3を取っていたバレーの移籍が大きい。全部が全部彼一人で取った得点ではないとしても、やはり甲府の攻撃において彼の果たす割合は大きいもの。また、昨年は怪我に泣いたとは言え攻守の要としての役割ができる倉貫の移籍も痛い。細かいパス回しで攻める甲府のサッカーに新加入の外国人選手がどれだけ早くフィットできるか、に全てがかかっている気がする。
[大分トリニータ VS アルビレックス新潟@九州石油ドーム]
<大分トリニータ>(昨年順位:J1 8位)
監督:シャムスカ(継続)
主な入退団者
in
ジュニオールマラニョン(←新加入)
セルジーニョ(←新加入)
宮沢正史(←F東京)
アウグスト(←横浜C)※正式にはサントスからのレンタル移籍
out
エジミウソン(→ロンドリーナ)
トゥーリオ(→ボタフォゴ)
梅崎司(→グルノーブル)※レンタル移籍
内村圭宏(→愛媛)
ラファエル(→未定)
小森田友明(→未定)
増田忠俊(→引退)
大分の中盤を支えたエジミウソン、トゥーリオが退団。著しい成長を遂げた梅崎もフランスへと旅立った。代わってチャンピオンズリーグ常連ポルトでのプレー経験もあるセルジーニョ、日本でもすでに実績のあるアウグストが加入。まあこのチームには「神様、仏様、シャムスカ様」がいますから。
<アルビレックス新潟>(昨年順位:J1 14位)
監督:鈴木淳(継続)
主な入退団者
in
坂本将貴(←千葉)
ディビッドソン純マーカス(←大宮)
千代反田充(←福岡)
深井正樹(←鹿島)※レンタル移籍
out
ファビーニョ(→ジュベントゥージ)
船越優蔵(→東京V)
青野大介(→愛媛)
岡山哲也(→新潟S)
中原貴之(→仙台)※レンタル終了
喜多靖(→未定)
中村幸聖(→引退)
梅山修(→引退)
地味ながら良い補強をした(と個人的には思っている)新潟。特に精神的な支柱になりうる坂本、なかなか出場機会に恵まれなかったものの攻撃のセンスは抜群な深井などいわゆる玄人受けする選手ばかり。攻撃の鍵を握るエジミウソン、シルビーニョが残り、GKには去年急成長した北野がどっしりと構える。今年はこのチームが台風の目になるような気がする。